TOMONOURA
KOTORI.
8月31日
読了時間: 1分

カメラを持って旅に出ると、不思議と歩く速度がゆっくりになる。
鞆の浦も、そんな場所だった。
港町をゆっくり歩くと時間の流れがゆっくりになる気がした。
穏やかな海に浮かぶ船、細い路地に残る昔ながらの町並み、港を見下ろす坂道。
どこを切り取っても絵になる風景が広がっていた。
カメラのシャッターを切るたびその一つひとつが旅をする喜びを教えてくれる。
目の前の風景だけでなく、その瞬間に感じた空気や温もりを映し込めたような気持ちになる。
旅先では、何気ない日常が特別な一枚になる。
鞆の浦で過ごした時間は、静かだけれど確かな温かさを心に残してくれた。
旅は終わっても、その一瞬一瞬は写真とともに生き続ける。
だからまたカメラを手に旅に出たくなる。
まだ出会っていない光と風景がきっと次の一枚を待っているから。



