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JOURNAL


TOMONOURA
カメラを持って旅に出ると、不思議と歩く速度がゆっくりになる。 鞆の浦も、そんな場所だった。 港町をゆっくり歩くと時間の流れがゆっくりになる気がした。 穏やかな海に浮かぶ船、細い路地に残る昔ながらの町並み、港を見下ろす坂道。 どこを切り取っても絵になる風景が広がっていた。 カメラのシャッターを切るたびその一つひとつが旅をする喜びを教えてくれる。 目の前の風景だけでなく、その瞬間に感じた空気や温もりを映し込めたような気持ちになる。 旅先では、何気ない日常が特別な一枚になる。 鞆の浦で過ごした時間は、静かだけれど確かな温かさを心に残してくれた。 旅は終わっても、その一瞬一瞬は写真とともに生き続ける。 だからまたカメラを手に旅に出たくなる。 まだ出会っていない光と風景がきっと次の一枚を待っているから。
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